• 音楽好きのための家具屋

    midd craftの家具で使用する金物や、金物を使わない場合の加工方法を紹介します。

     

    ・引き出し

     

    直引き(レールの使用なし)

    • 家具の内部に桟を打ち付けて、その上に引き出しが乗るようにして家具に収め、直接引っ張り出します。
    • 中身が重たくなれば、当然引き出しを引っ張り出す際も重くなりますので、収納するものは衣類や小物など軽量なものが良いでしょう。
    • 桟や引き出しの底板にロウを塗ったりシリコンスプレーを吹き付ければ、ある程度動作がスムーズになります。
    • 引っ張りすぎると引き出しが落下してしまいますが、内部の上部にねじ込み式のダボを打ち付けておけば、ストッパーとして機能します。
    • 金物を使用しないので、コストは最も安いです。

     

    2段引スライドレール (白レール)

    • 内部に車輪が付いた、脱着可能なスライドレールです。業界では「白レール」と呼ばれています。
    • 車輪が付いているので、CDや文庫本などある程度重量があるものを収納しても、スムーズに引き出せます。衣類などの収納であれば、大きい引き出しでも使用できます。
    • レールの内部は、落下防止のストッパーが機能するように加工してあります。
    • 3段引スライドレールと比べると、多少ガタつきがあります。
    • 長さによりますが、引き出し1つの使用につき500~800円のコストがかかります。

     

    3段引スライドレール

    • レール内部の上下にあるベアリングで動作する、脱着可能なスライドレールです。
    • 耐荷重量が30kgあるので、レコードや雑誌を収納する大きくて重い引き出しでも、スムーズな動作が可能です。
    • 引き出した際のガタつきも無いので、炊飯器やプリンターなどの家電製品などを乗せて、使用時に引っ張り出して使う、といった使い方もできます。DJブースにおけるターンテーブルなどの設置にも使えます。
    • こちらも白レールと同様に、落下防止のストッパーが機能します。ストッパーは引っ張り出した際に自分で解除することができ、そのまま引き出しを引っこ抜くこともできます。
    • こちらも長さによりますが、引き出し1つの使用につき1000~1500円のコストがかかります。

     

     

    ・棚板の固定と脱着

    内部に溝掘り

    • 家具の側板の内側に溝を掘り、そこに棚板を直接差し込みます。仕切り板の加工と同様です。ズレ止めの加工はできません。
    • 基本的に12mmの合板で家具を作るので、溝の深さは最大でも4mm程度しか掘れません。深くしてしまうと、家具の強度が損なわれてしまいます。
    • 棚板の両端3~4mm程度を引っ掛けて全体を支えている状態なので、乗せるものはごく軽いものに限ります。
    • 家具に直接溝を掘るだけなので、材料や金物が必要ないためコストはかかりません。

     

    桟に直置き

    • 内部の左右の側板に5.5mmラワンベニヤを打ち付けて、その上に棚板を乗せて固定します。
    • 棚板後部に厚みの違う桟を打ち付け下への出っ張りを作り、棚板を乗せた際に側板のベニヤに引っかかって前に飛び出さないようにする、ズレ止めの加工ができます。(写真参照)
    • ねじ込み式のダボと比べるとあまり見た目が良くないので、扉内部での加工に向きます。
    • 段数と奥行きなどにもよりますが、家具ひとつ分でだいたい500~1000円のコストがかかります。

     

    ねじ込み式ダボ

    • 1段につき左右に2個ずつ、計4個のねじ込み式のダボを打ち込んで棚を支えます。
    • 棚板の下部のダボと同じ位置を掘り込んで、ズレ止めの加工ができます。
    • 50mm単位の段数を打ち込んでおけば、収納物によって自由に高さを変えることができます。食器など高さが一定でないものの収納に便利です。
    • 見た目も目立たないため、扉無しのオープンラックの使用に最適です。
    • 店舗什器などにもよく使用され、ショーケースのガラス張りの棚受けなどにも頻繁に使用される金物です。
    • 家具に打ち込むダボ1段(4個)につき80円ねじ込むダボ4個につき120円のコストがかかります。
    • 例:棚板4枚・段数12段であれば、120円×4=480円 80円×12=960円  合計1440円 となります。

     

     

    ・仕切り板

    • 家具の内部に溝を掘って、そこに4mm合板の仕切り板を差し込んで、間仕切りをします。
    • CDやレコード、本やファイルなどの仕分け収納ができ、倒れ防止にもなります。
    • 取り外し可能なので、仕切り板が不用な場合は取り外せます。内部の隅に収納用の溝を掘り込んでおけば、不要の際に外に出して保管しなくてもいいので便利です。(写真参照)
    • 仕切り板の大きさと枚数にもよりますが、引き出し1台もしくは家具1台につきだいたい300~1500円のコストがかかります。

     

    ・キャスター

    • ご希望により、家具の下にキャスターの取り付けも行っています。
    • キッチンカウンターやTVボードなど、大型のものは必須であると思います。
    • 基本4個、大型のものだと6~8個必要な場合もあります。大きさなどもありますが、だいたい500~2500円のコストがかかります。
    • キャスターは後からでも簡単に取り付けられますので、DIYが得意な方や電動ドリルをお持ちの方であれば、ご自身で付けてみてもいいと思います。